東京通過。(2015/2/13〜14)

成田空港〜神奈川県 2日間 走行距離 142.8km  (計13326km)

日本について成田空港を出発、空港を出てからしばらくは市街地だ。というよりは、日本を、特にこれから東海道を選ぶと、町がないところを通ることは少ないだろう。中央道なんかを選べば楽しそうだけれど、冬はちょっと、、と思っている。
懐かしい雰囲気の中を走っていく。もう気さくに声をかけてくれる人は少ないだろうと思うとちょっとさみしい。
市街地は思うように進まない。歩道と車道が縁石で分かれていて、自転車の通るスペースがほとんどない日本の道路体質は気にかかっていた。歩道を走っても早々怒られないだろうけど、段差があって走りにくく、イロイロ良くない。

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空港を出た日は東京ゲートブリッジの麓にあるキャンプ地に泊まった。あらかじめ電話しておいたら、料金は明日の朝で良いと言ってくれた。

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冬だけあって、他に2張りぐらいしか見当たらなかった。だだっ広い敷地にバラバラと張っていたので顔を合わせる事もなかった。

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次の朝、出発の準備が終わる頃。 掃除の人たちがやってきた。

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この日は神奈川の友人の家へ。どういうルートで行こうかな。キャンプ地から海を眺めると富士山がくっきりと見えた。

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向こうに台場が見えたから行ってみることにした。


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!! 
1時間に一回とか動かないのかなぁ

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小さな自由の女神がいた。日本の経済的自由度オリジナルと比べてこんなものかなぁと考える。


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ここからは都心がよく見わたせる。
吊り橋は自転車では渡れなかったので、北上して都心を通過する。


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東京の色は無機質でシンプルだ。

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と思いきや、近づくと結構雑多な雰囲気。やはりアジアと基本的な雰囲気は共通している感じる。この看板の無秩序さがそう思わせるのだろうか。


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新しくできたというスカイツリーを目指すが途中で面倒になってやめる。

川沿いをロードバイクに乗った人走るのをよく見かけた。自転車が流行ってきていることを感じる。あとはもうちょっと自転車に優しい文化にならなきゃなぁ。



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皇居に寄ってみたらランニングしている人がたくさん。いつの間にか健康志向が進んでるなぁと思ったら、東京マラソンが近いと聞いた。


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この後、議事堂を見物して、神奈川県へ。



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友人宅へ転がり込む頃には、また暗くなってしまった。サクッと再会を祝う。

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帰国。エピローグへ。(2015/2/11〜12)

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乗り継ぎ中継地のイスタンブールにて静かに帰国の時を待つ。




オスティアから空港への道のりは長かった。バス停まで、宿のオーナーが送ってくれた。その後も、30kgはある荷物を二つ、バスへ乗せたり、降ろしたり、誰も手伝ってくれなかったら空港へのいけなかっただろう。

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空港へは早めに着いた。やることがある。荷物重量の調整だ。空港の空いているチェックインカウンターを使い、荷物の軽量と調整。かつかつであることは解っていた。
自転車を入れた箱が35kgもあり、もう一つの預け荷物に移す。25kgずつ分けたと記憶している。
ちなみに調べた通り、トルコ航空による自転車輸送料は90ユーロ。それを入れる箱に30kg分の物を詰め込んでもX線検査のみで何も言われない。
その他の無料預け荷物とも確か30kgまで。今回は25kgずつに分けたと記憶している。さらに本当はオーバーだが、手荷物も10kg程度あったと思う。合計すると60kg+食料も運んでいたことに今更気づく。幸か不幸か、何も捨てずに済んだ。
トルコ航空だけに、東京へはもちろんイスタンブール経由だ。飛行機は比較的空いていて、ゆったりとした空の旅を過ごすことができた。人気がある航空会社だけに、サービスは雰囲気は良かったと思う。
成田空港に到着して、あっけなく帰国審査を通過。荷物は自転車と共に係の人がカートに乗っけてくれていた。

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着いたのは夜。成田空港は案外しょぼくて、24時間空港でない。でも、最近になってる特定のエリアだけ解放して空港泊を認めている。僕もこれにあやかる。
飛行機の便がなくなると、ガードマンが、泊まるならあのエリアに集まってね。と声をかけて回っている。そのエリアに集まったのは20数人といったところか。少ないなぁ。
ベンチに限りがあるので、みんな座っていて横になれない。自由にさせてくれればあちこちにベンチがあるのに。と思うが、全員が管理できる場所にいないと心配なんだろう。コンビニなどはすべて閉まってしまう。けれど、トイレやWi-Fiも用意されているし、僕はキャンプマットがある。少しベンチから離れて、コンセントのある柱の横でカートで目隠しを作り、ゆっくりと休むことにした。ほとんど何も警戒する必要もなくて安心だった。
Skypeを使って、東京で泊めてもらう友人や実家に連絡をして、うとうとすることにした。

翌朝。始発便のアナウンスと共に行動を開始する。
成田空港に着いただけで、旅が完全に終わったわけではない。家にまで帰らなければ終わらない。
自転車の組み立てだ。

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広くて人気が少ない場所に移動し、のんびりと組み立てを始める。
慎重にというわけではないが、ゆっくりと進める。時間がかかる。

時折この階には止まらないはずのエレベータのボタンを押しに来る人がいて、「ここには来ませんよー」とか言いながら作業を進める。
中国でこんなことをしていた時は、軽く人だかりができたのに、ここでは静かなものだ。

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そしてすっかり元どおり。破損個所も見当たらなかった。
ダンボールはゴミ箱の横に置いておけば良いと言われた。

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さあ。出発だ。しれっと空港を出発する。家のある岐阜まで、約700km。最後の旅が始まる。

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帰国へ(2015/2/8~11)

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空港のある街リド・デオスティアのビーチ。壮大な旅も終わりだ。



ローマの宿には5日間いたけれど、天候は悪く、それを理由にしてかWifiさえもつながらなかった。楽しいけれど騒がしい宿で、旅の余韻に浸る暇もない日々だった。まだ、飛行機の予約もしていなかったけれど、空港近くの町で、手ごろな個室のホテルが見つかったので、そちらに移動することにした。

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ローマ中心部から約40km。ローマに住む人たちが週末に気軽に行けるビーチである、リド・デ・オスティア。交通量が多く、路肩も狭い為、決死で自転車を漕いで移動した。


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オスティア近郊には広大なローマ都市遺跡が残る。


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予約していた宿へ到着。

まだ、作りかけに近い作りたてで、看板も無い。試験的にオープンしたみたいで、安く泊まれたのだ。

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遠くからお疲れ様。とということで、無駄に広い部屋を用意してくれた。
街の夕焼けが見れる良い部屋だ。


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この旅で何百回の夕日を見ただろうか。


そばのビーチに出かけたりして旅の余韻にひたる。。までもなく、部屋でゆっくりする時間が多かった。
飛行機の手配はほんの数日後の便が予約できた。
評判がいいトルコ航空。それよりも、追加料金に「自転車」と言う項目があることが大きかった。重さだけでは60kg程度ある全荷物を運ぶとなるととんでもない料金になるだろう。ここに「自転車」と言う枠を使うと、70ユーロの追加料金で、”自転車”を入れる箱にそれに関連するものを詰め込み放題なのだ。本当はいけないのかもしれないが、バッグ類はもちろんキャンプ道具などもぎゅうぎゅうに詰め込んでやった。


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と言うことで、街にある自転車やさんに伺い、自転車の箱をもらってきた。


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一日かけてのんびりと解体、梱包作業をした。自転車本体を入れると意外とスペースが少なく、いろいろ詰め込むのに苦労した。

そしてこのもてない荷物を持っての空港移動日。
空港へはタクシーを使ってやろうと思っていたが、親切な宿の主人、そんなの高いから空港バスが出るところまで送ってやるよ。といってくれた。
バスに積んだり降ろしたりするのが一回ではできないので迷惑だなぁと思っていたと所、手伝ってくれる人も現れてとてもうれしかった。


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トルコ航空だけにイスタンブール経由。一年近くかけて走ってきたところを一気に戻るのは、なにかあっけない。

壮大な旅も長い余暇もこれで終わり。あとはエピローグ。

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シルクロードの行き着く先

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ついにローマへ到達。 コロッセオの前で。



ローマに着く手前、リド・ディ・カステル・フサノに着くころ、が降ってきた。そこから少し海岸線を走ったところにある、リド・ディ・オスティアで泊まろうと思っていた。ローマにつく日は晴れが良かったからだ。

しかし、天気予報では暫く先まで雨の予報が出ていた。待っても無駄だなぁということで、やむなくローマへ向かう

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ベンチが並ぶリド・ディ・カステル・フサノのビーチ。
オフシーズンだからか雨だからか、雰囲気は寂れている。


雨はどんどん強くなってきた。ローマへと続く最後の道は交通量が多く、道の端は植えられた松のような木の根が作るアスファルトの割れ目や水溜りがストレスだった。

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ローマの城壁をくぐる。生きた古代遺跡、イタリアの中心へと。

まだ宿を決めていなかったが、とりあえずコロッセオに向かう。天気がいい時に改めてとも思ったが、やはり記念撮影をするには今しかないと思ったからだ。(冒頭の写真)
5年前に見たコロッセオが見えると、この気分の悪いゴールにも少し興奮を覚える。
雨でも観光客がまばらにいるコロッセオ。道路沿いにある小高くなっている場所には観光客がいなかったのでそこで記念撮影を取った。

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興味を持ってくれた夫婦が話を聞きに来てくれ、写真も取ってくれた。



その後の宿探しは難航した。前にも書いたとおり、イタリアの安宿はアパートの一室と使っていることが多い為、大都市ローマでは自転車を置くスペースが無いと断られたりした。静かに盛り上がれる個室が良かったのだが、それはあきらめ、トルコからギリシャまで共に走り、すでに韓国へ帰っているトングから聞いていた宿に向かう。

駅近くの治安が悪いエリアだが、それはいまさら問題ない。とりあえず今日は、、と言うことでそこに泊まることにした。結局一週間もいたのだけれど。

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値段失念(20ユーロ?/ドミ)
朝食、夕食付、ホットシャワー、Wifi

※Wifiは滞在初日を除いて殆どつながらなかった。接続会社のトラブルだったといっていたが、、インド人だしな。
※日中は掃除などの為、基本的に滞在不可の点が不便。
※朝晩は簡単な食事が出来、週末はシャングリアが振舞われるのでおトク感は抜群。
※インド人やミャンマー人がやっている宿で、最初は独特の態度がやっぱり面倒だったけれど慣れるといいスタッフばかりで良い。
※付近はインド人や中国人が多いエリア、客はラテン系が多く騒がしいけれど仲良くなれて宿内は楽しかった。

南米時代を思い出す同宿のブラジル人やペルー、アルゼンチン、コスタリカ人など、中南米の旅行者と仲良くなったり、夕食を共にしたり、安い酒で騒いだり、結構楽しい宿だったけれど、写真が残っていないのはなぜだろう。あまり安全な宿には見えなかったからかなぁ。

一週間のローマ滞在期間は、残念ながら雨ばかり。梅雨のように一日中雨が降り続く日が多く、のんびりこの街を歩くのも億劫だった。それでも前回よりは圧倒的に長い滞在期間。雨が止んだのを見計らいつつ、ちょろちょろとは歩き回った。

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前回は行かなかったはずのバチカン博物館へ。



途中退場ルートなしの広大な館内を順路通りに一周するので時間がかかる。私はもう一度見たいものがあったので二週したけれど雨なので丁度良かった。

最大の見所の「最後の審判」「アダムの創造」を含むシスティーナ礼拝堂は撮影禁止ですごい人だった。

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個人的には古地図が描かれた回廊が面白かった。道中見てきたとおり、山の上に教会を中心とする町が描かれていたからだ。

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久々に日を浴びたコロッセオはまた違った表情をしていた。ローマに着いて先ずここを訪れたことからも、ここは私の中でローマの象徴なのだろう。



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ローマ市の中心といっても良い場所に聳える壮大なエマヌエーレⅡ記念モニュメント。宿の仲間がウエディングケーキと呼んでいたのが面白かった。
街を適当に歩いていると良くここにたどり着く。


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記念塔の周りは観光客や市民(?)が四六時中歩き回っている。




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街の小さな教会も古く芸術的だった。



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トレビの泉は大改装中で水すらなかった。願いを叶えに来た人たちは残念そうに眺めていた。


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夕暮れの街をスペイン広場の階段の上から眺める。幾つもの教会が重なって見える風景は幻想的だった。大都会では通常感じることの無い感覚だ。


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きらびやかな共和国広場の夜景。観光客は少ないけれど、結構綺麗だなぁと思う場所。



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共和国広場に向かって立つ遺跡のような教会に入るとまるで地下にあるかのような感覚を受けた。



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ローマ中央駅。切符販売機の所にいたおつりをかすめ取って行く人たちは見当たらなくなっていた。5年前より明るく健全な駅に見えた。


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サンタマリア・マジョーレ聖堂。教会らしくない作りではあるが目を引く豪華な建物だ。
駅の近くに位置し、近くに大き目のスーパーもあり、中で雨宿りや時間つぶしに最適。



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聖堂の内部より。



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ローマに来たら訪れなければならないバチカン市国、サンピエトロ大聖堂
世界を代表する教会建築はいつみてもでかい。



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内部も見上げる大きさ。
実はいろいろなものを見てきたせいか、または二度目だからか、こんなもんだったかなぁと思ったくらいだけれど。



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前回も来たけれどやっぱり高いところに登りたい。聖堂の上に登る。手前の広場や、ローマの町が美しい角度でぐるっと見渡せる絶妙な高さだと思う。


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パンテオン。ギリシャ式の入り口の向こうに円柱状のドーム天井を持つ建物がある変わった建築。内部は教会施設だ。


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ベネチア広場に現れた
晴れたり雨が降ったり、滞在後半は梅雨のような雨では無くなってよかったけれど、天気が良く変わる。



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コロッセオに続くかのように連なる都市遺跡群。街の中心にこのような遺跡が残っているのは凄い!と前回思ったが、古い町並みを壊さずにそのまま今でも使っているイタリアの小さな町々を見てきた後では、それが朽ちただけのようにも見える。



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天気がいい日は殆ど無かったが、最終日は雨に洗われた綺麗な空気を見せてくれた。
それだけで来てよかったと思わせてくれた。



ローマを目指すシルクロードの旅はここに完結
やり遂げたんだろうけど、この時点では実感は何も無かった。物足りないのかもしれない。いや、それよりも、この後の事を沢山考えなければ無いからだ。まずは次をどうするか。それすら決めるのに時間がかかる今日この頃。

とりあえず次の旅はなし。それはローマに着くころには意思が固まっていた。
社会復帰をしてみようか。。5年以上に渡る旅の中で、突拍子も無い人生を突き進む事を続けるような出会いは見つからなかった。ではその長い非日常の中で得たものは何だったのだろうか、それを考えながら次へと進む。

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ローマを目指す旅 (2015/01/28~02/03)

カンポバッソ~ローマ 7日間(走行5日) 走行距離362㎞ (累計13144㎞)


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雪の降る中橋の下で停滞。

山の中での二泊、キャンプで連泊したのは初めてかもしれない。誰にも見つからない場所だと思ったが、朝猟師が近くで鉄砲をぶっ放してびっくりした。両氏は僕のテントに気づいたのかどうかは分からないが、すぐに去って行った。

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天気は悪くなかった。また昼過ぎには崩れてくる予報だった。


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山の上の街はこんな内陸部でも見かける。昔の城塞都市がそのまま残っているようだ。


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大きな山が見えてきた。「マテーゼ」と呼ばれる公園だ。この山脈を回るように進む。


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景色に不釣合いな大きな教会。このあたりが峠だった。後は海まで下り基調。


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山肌にへばりつくような街。ペスケという街だ。


雨も降ってきたし、次のイゼルニアという街で宿をとることにした。
中心部のはずれに見つけた「Sayonara」と言う名前のホテルは38ユーロと、ちょっと高かったし、値引きもしてくれなかった。
そこでもうちょっと安い宿はないかと聞いたら快く他の宿を紹介してくれた。
新市街から旧市街地へ下っていくと、街はだんだん細くなってきて、尾根の上に立っている町だと分かる。

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感じの良い旧市街地の細い目抜き通り。


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そして目的の宿にたどり着く。ひょうきんなオーナーのニコは珍しい外国人気持ちよく迎え入れてくれた。


Antica Dimora 191(クリックで地図)

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30ユーロ(値引後)/ダブルルームシングル使用

トイレシャワー・冷暖房・冷蔵庫・TV・Wifi・朝食
目抜き通りに立つ古い建物を使ったB&B。部屋の感じも雰囲気が出ていて良かった。


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ちなみにイタリアの朝食はクロワッサンとコーヒーだけということが多い。


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従業員のニコと。
プレーゴ(どうぞ)を連発するのがおかしかった。


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車も頻繁には通らない旧市街は昼も夜も静かだった。


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翌日は予報どおりの一日雨で少し出かけたけれど、基本部屋でゆっくり過ごした。


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旧市街の中心には結構立派なギリシア神殿風の教会が立っている



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路地



そして一日休んだ翌日。何とか天気も回復。

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イゼルニアを立つ。近くの山にも雪が降った。

ここから海沿いまでずっと下りだと思ったけれど、イゼルニアの次の街、ヴェナフロの後、地味にきついがあった。

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峠のトンネルを越えると、晴れてたら最高なはずの眺めが良い下りが待っていた。


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平地へ出るとまもなく海沿い。カッシノという街の手前で海沿いに続く道に左折し、のんびりした川沿いの田舎道を走る。


夕方には雨が降り出して結構強くなった。宿はあまり良いのがなさそうだったので探すもなかなか良い場所が見つからない。
仕方なく、インターチェンジの所にある、廃ビルに、作業していたおじさんに断ってキャンプを張らせてもらうことにした。

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廃屋は変に人の気配を感じてしまい、怖いのだが、何も無ければ快適な場所だ。テント乾かさなくっていいし。


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廃ビルの上層階から取った朝。

朝の天気は良かった。出発しようとしたら激しいにわか雨。というか雹が降ってきた。その後も基本的に天気は良かったけれど、突然降ったり、天気が変わりやすい一日だった。

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走り出すと遺跡があった。奥に見えるのはミントゥルノと言う街。


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綺麗な雰囲気の港町、フォルミア。背後に雄大な山が見える。


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半島に突き出た旧市街が魅力的なガエタと言う港町。

天気も不安定だし、風が強くてかなりのストレス。というか風に振られて危険なレベル。海沿いの断崖を軽くアップダウンし、景色はなかなかいいのだけれど、残念だ。
テッラチナの街の手前で突然自転車禁止になる。いまさら知るか!と続行するも長いトンネルがありちょっと怖い。
これはテッラチナの街をバイパスしてしまう道だった。トンネルの後で降りればよいのだが、こういう時、自転車は戻るのが面倒だと考えて先へ進んでしまう。


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まあ、この日は天気も回復してきたし、キャンプでもいいかなと思って進む。

しばらく進み、サバウディアと言う街の手前にある、森林保護区の入り口でキャンプを張った。

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朝の光を浴びる森。うっそうとした森で、昼でも歩くのをためらわれる感じだった。


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久々に綺麗な空。サバウディアのそばのカヌーを楽しむ人がいる池のほとりで、湿気でべたべたになったテントを干す。


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しばらく海沿いにサイクリング・マラソンコースが続く。サイクリングを楽しむ人もたくさんいた。珍しく英語が話せるサイクリストに声をかけられたので話しながらすすむ。


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陸側には湖があり、こちら側の景色も良い。天気も良くてとてもいい日だった。


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ローマ県に突入。大詰めだ。って感じがするようなしないような。


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この松のような木は見た目は悪くないのだが、根っこで道が膨らんで困る。


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ローマに向けて最後のキャンプは冬のビーチでしっぽりと。怪しい雲が近づいている。


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海の屋台(?)の裏に隠れるようにテントを張った。

そして次回、ついにローマに到達!?

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憂鬱な天気とともに (2015/01/21~27)

ブリンディシ~カンポバッソ付近 7日間(走行6日) 走行距離405㎞ (累計12782㎞)

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イタリアの小さな港で休憩。

フェリーでイタリアに着いたとき、デッキに水がたまっていた。結構な雨が降ったようだ。これを境に天気が不安定になった。雨の多い地中海の気候か、それともそういうタイミングか。とにかく、イタリアに入ってから天気がよくなかった。
それでもこの区間は、ずっと雨が続くということは無かったので、明らかに雨が降る日はどこかに宿を取り、休む事にして、快適に進むことに気を使った。


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イタリアの北海岸は断崖というか、荒い風景が続いた。でも決して殺風景という意味ではない。


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南の方はしばらくギリシャと同じく、オリーブ園が見られた。


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海に近い道を走るが、海側はほとんどキャンプを張るスペースは無かった。道路の反対側に場所を探してキャンプする。湿気が多い雰囲気がどこか幻想的だった。


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VIA TRAIANA (ヴィア・トライアナ)という遺跡公園が道沿いに続く。塔が立っていたり街のようなものがあったり。

イタリア二日目の目的地、バーリまでは時間に余裕があるので、綺麗だなぁと思ったモノポリの町をぐるっとのんびり見て回る。

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旧市街地は重厚な教会や狭路になっていて雰囲気がある。イタリアは観光地でない町でも歴史地域が残されていてすばらしいと思う。


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重厚な雰囲気もなぜか海に近づくと南イタリアらしい雰囲気になっている。白い壁を多用しているからだろうか。


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次に足を止めたのは、Polignano A Mare (ポリニャーノ A マーレ)という町。この町も旧市街地が残されていて、それは海の断崖に立っている。


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それはなかなか壮絶な光景だ。




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バーリに到着するも、なかなか泊まるところが見つからない。夜から雨の予報が出ていたのと、一応大きな町なので、できれば泊まろうと考えていた。
イタリアの安宿は、B&Bと名売っているところだ。別に朝食がついているとは限らないが、B&Bという。ちなみに「B&B」のような看板を掲げていない。普通のアパートの1フロアみたいな規模で経営していて、住所とを頼りに尋ねて部屋番号を頼りにピンポンを押すのだ。当然、自転車を上に上げづらいだろう。
面倒なことに、二件断られ、最後は、比較的安そうなホテルを見つける。



バーリの宿
Central Hotel (クリックで地図)

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30ユーロ/シングル
トイレシャワー付き、Wifi、エアコン

家族経営っぽい、ホテルの割りにアットホームで親切なレセプションの人たち。部屋は悪くないけれど引き出しに吸殻があったりと掃除は手抜き。
値段が高めなので、明日も雨ならお金かかっちゃうなぁと不安になる。



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大きな旧市街のあるバーリ。中心となる城塞や写真の教会も規模が大きい。イタリアには重圧なものもあるが、こういうフラットなデザインの教会も多い。



大きな町でもレストランはずっとやっているわけではなく、夜8時頃から営業を始める。街に泊まるときはいいものを。と思っていたが、結局待ちきれず、割といつでもやっているバルで軽く食べて終了。イタリアは当然だが、軽食は主にピザとなる。

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手前は名前は忘れたけれど、ピザよりもっと伝統的なピザみたいなもの。トマトがつぶさずに乗っけてあって悪くない。ピザより安いし。

翌日、朝に天気がよくなってきたので出発した。バーリの旧市街を軽く回ってから出発。

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五稜郭みたいな城塞。これもイタリアには点在する。


バーリからバルレッタまで、モルフェッタビシェーリエトラーニと、雰囲気のあるすばらしい歴史地区を持った街が立て続けに並んでいる。古くからあるイタリアの町はどれもこんなものなのだが。。と当たり前なところがすごい。

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モルフェッタ

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トラーニ

どちらも入り江になった港があり雰囲気の良い町。後で聞いたらこのあたりではバルレッタと、このトラーニが割りに観光地として有名らしい。あまり奥まで入り込まなかったけれど。
バルレッタに到着し、また宿を探す。明日は一日雨の予報が出ているからだ。今回は調べておいた一軒目に無事受け入れられた。
バリレッタの宿
Bed & Breakfast De Nittis (クリックで地図)

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Wifi、トイレシャワー付き、冷蔵庫、エアコン、Wifi、朝食付き
シングル使用。29ユーロ~

物腰がやわらかくフレンドリーな若い夫婦(?)がやっている宿。部屋も共同スペースも綺麗で、ほかの宿泊者がいれば楽しい宿だっただろう。翌日は雨なので最低二泊することにした。

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夜の旧市街を歩いてみた。人通りが少なくて若干危なっかしい気もするけれど、とてもいい感じだ。

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ところどころにバルがあって若い人たちが集まっていた。


翌日は予報どおり雨。ざあざあぶりではなく、SIMカードなどを買いに出かけたりした。後は部屋でルートを考えたり、飛行機の値段を調べたりして過ごした。

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翌日は雨も止み、出発した。上でB&Bは看板を出していないと書いたが、この宿は小さな看板を掲げていた。



しばらく海沿いの道を走り、半島をショートカットするため、内陸に入る。半島はガルガーノ国立公園となっているが、標高差もある為、この天気では楽しめないと思ってパス。
向かい風が強くてうんざりする日。雨もぱらつく。

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風は余計強くなるけれど、雨は防げる橋の下でキャンプ。

翌日、風は相変わらずだが、晴れ間が出てきた。

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あの山あたりが国立公園かな。
山の上の道沿いに町が見える。あのあたりを走るのもよさそうだ。幹線道路じゃないので道はのどかなのだけれど、風があって大変。



それに一時冷たい雨が降った。

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大嫌いな風力発電所が点在している。
風力発電所がある=風が強い地域。

連日強風と戦い続けた中国の砂漠地帯を思い出すからだ。実際今日も風がそれなりに強い。



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海沿いに戻ってきた。


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風が強くて大荒れの海を見ながら久々のビーチキャンプ
線路を渡って進入したので人はいない。木で風をよけれる場所を探した。


そして、テルモリ付近から、イタリア半島を横断するため、テルモリ郊外のスーパーで買い物を済ませてから進路を南に、内陸に入る。ちなみに通ったのは667号線だ。行く予定は無いけれど、カンポバッソ行きと標識にはある。

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丘陵地帯を越え、ダム湖まで登る。川沿いの道なので、標高は自然に上がってゆく。




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ダム湖のど真ん中を突っ切る橋。ここに来る前は地図がずれているのかと思っていたのでちょっと意外でわくわくした。


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お城のようだけれど、ダム湖よりはるか山の上に立つ町。古くから崖の上や断崖に街を建てていた理由は何だろう。


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橋の下でキャンプを張る。標高が上がってきているので寒い。翌日は雪の予報になっていた。

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イタリアへ。ギリシャ後半戦その二 (2015/01/15~20)

ラミア~パトラ 6日間(走行4日) 走行距離227㎞ (累計12377㎞)

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さぁ。片付けて出発しようか。。さわやかな一日の始まり。
テッサロニからパトラこの区間は本当に恵まれていた。

マリアン湾の向こうに見える雪がついた山岳地帯に向かっていく。

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ラミアの町で買い物を済ませて進む。しばらく高速と平行してから山岳地帯へ


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ラミアの町へ続く高速道路。


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みるみる高度を上げていく。



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峠を越えると一面の山。このあたりは国立公園になっている。


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山に囲まれた盆地にあるちいさな町、アンフィッサのそばでキャンプを張る。
山の中にいいところはいっぱいあったのに、ろくでもないところになってしまった。




2日目
の朝
盆地ということはもうひとつの峠があるということ。これはたいしたこと無いはず。

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最初から結構急登。アンフィッサの町を下に見ながら。


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教会がイタリアっぽくなってきた?


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そんなに楽でもなかったが、標高があがるにつれ代わっていく景色が気持ちいい。
この辺でキャンプしたかった。今回はタイミング悪い。


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レトロなキャンピングカーで旅をするメキシコ人夫婦が止まって声をかけてくれた。

峠を越えて気持ちよく下ってゆく。向かい風の無い下りってこんなに快適なんだ。。
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絶景の高台。大きく割れているところが大迫力だ。


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一面のオリーブ園を見渡す絶壁にたつ村(写真は分かりにくい)こんなところに村を作ろうと思った人がすごい。

Sernikaki の町で宿を取って有名なデルポイ遺跡を見に行こうと思い立ったけれど、宿が高すぎて断念。観光地のデルポイへは山を登ってまた戻ってこなければいけないのでパス。海まで下りる。

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夏は多少にぎわいそうなビーチリゾート、イテア。山岳地帯を抜け、湾へ出た。

ここから海岸線沿いを少し走ったところにある小さな湾でキャンプを張った。


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小さなボトルに入って売っているギリシャのお酒「ウゾー」はトルコの「ラキ」と同じだと思う。水を混ぜると白くなるところも一緒。くせのある味はクセにはならず、好みではない。



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人目につかず、木々もいい感じで湾が見える連泊したくなる場所。



3日目も好天が続く

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対岸にイテアの町と山の中腹に見えるデルポイ


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春が近いことを感じさせる風景


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亀仙人の島


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海に近づくと水はとても綺麗だった。


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Galaxidi という小さな観光化された町。とても素敵な雰囲気だった。
いつかしっぽりと訪れてみたい。


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海岸線は山がちなので入り組んでいて、アップダウンが多い。それでも真っ青な海を見ながらのサイクリングは気持ちよい。対岸はペロポネソス半島だ。


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町外れの海岸にある運動公園の駐車場にキャンプを張った。


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朝焼けがにじんでとても綺麗。でもそろそろ天気が悪くなってくるかなぁと感じる。

風が出てきて少ししんどくなった。

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古い港と山に城砦を持つ町、Nafpaktos。ここもちょっとした観光地になっていそうだった。昼食をとって先へ進む。


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大きな橋が見えてきた。


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ペロポネソス半島と本土を結ぶ、リオン・アンティリオン橋。いかにも自動車専用だったけれど、自転車も通らせてくれた。料金所で聞いたら、歩道は階段があるから走っちゃだめって教えてくれた。


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半島側に渡って橋を眺めるカフェで一服。パトラの宿を調べる。


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パトラの町でドイツから着た三人組に会う。イタリアから船で渡ってきたばかり。


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なんとリアカーに犬をつれているという仕様。

久々に出会ったサイクリストに話が弾んだ。キャンプを共にしようと誘われるが、こちらはイタリアに渡る前に宿に泊まりたいので断る。雨降りそうだし。しばらくシャワー浴びてないし。


宿は時期はずれだからそれなりのところが安く取れる。
El Greco (クリックで地図)

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Wifi、トイレシャワー、エアコン

確か25ユーロ。一番安い部屋の値段でひとつグレードが高い部屋をあてがってくれたらしい。ツインだったし。スタッフも皆親切で笑顔も素敵。



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船まで一日空いたので、町を散策する。


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町を見下ろす丘の上へ。ぺトラ要塞を見にやってきたのだが、営業日が少ないギリシャ。やってなかった。



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トルコ風モスク風教会。



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町一番の大きな教会


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中の巨大な木製シャンデリアがなかなかインパクトあり。



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そしてフェリーへ向かう。待合室でほかのサイクリストを発見、コワモテの女の子だったが、すぐに仲良くなれた。エマという名のフランス人でヨーロッパを周遊中だった。


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車と同じように船倉に積み、あとは到着までのんびり過ごす。



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特に部屋を取っていないので、バーラウンジでぐたぐた過ごす。お酒が異常に高いけど、エマがそれでも飲みたがるので付き合うハメに。でも一人だったらヒマだったのでよかった。他の客はトラックドライバーがほとんどだった。
夜には映画館みたいなところで横になって寝た。


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翌朝イタリアの南端、ブリンディシの港に近づくと、壊れたフェリーが見える。最近事故したフェリーらしい。


イタリア南端の港町、ブリンディシではエマと二人で地図を探し、食事をして別れた。この後、彼女はシチリアの方へ行くらしい。僕はそのままローマへ向かう。元々僕もシチリアに行くことを考えてはいたが、この先しばらくの天気傾向を見る限り、あまり楽しめなさそうだった。いよいよ旅も大詰めだ。

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パトラ港を目指して。ギリシャ後半戦その壱 (2015/01/10~14)

テッサロニキ~ラミア 4日間 (走行4日) 走行距離315㎞ (累計12150㎞)

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自転車旅行を楽しめ!



寒気が過ぎ去り、気候はまた一歩春に近づく。本来の地中海性気候に戻ったとも言うべきか。テッサロニキ出て南下し、直接パトラへ行ってイタリアに渡るルートに決めた。
半島を横断するルートは高所を含むため避け、アテネはすでに訪問済みであるのでできるだけ海沿いかつ最短でパトラを目指す。気分はもう終盤だ。
テッサロニキを出てしばらくは高速を走る。このあたりはデルタ地帯になっていて川が多く、下道はかなりややこしく、遠回りだからだ。なんとかこのエリアを超えるまでは追い出されずにいたい。

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大きな川が次々と現れる肥沃なエリア。

テッサロニキを出て二つ目の料金所で次で高速から出るようにと注意を受けた。ちょうどデルタ地帯を越えた後だったので、タイミングは悪くなかった。
そのあたりからアップダウンが始まり、下道はシンプルではなかったが、のんびりとした風景を見ながら進んだ。

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海と家と畑と。

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断崖絶壁の上までオリーブ畑。

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キャンプ地はビーチの特等席。背後にオリンポス山が聳える。

2日目はオリンポス山を見ながら走る。ガソリンを補給してスタート。

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カテリニの教会

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高速と国道が平行していたが、つまらないので、一本海側の道を走る。静かで良い。



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断崖絶壁に綺麗な海。ここでキャンプしたかった。

海沿いの道から急登をぐいっと登るとお城があった。
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プラタモンの城

これから内陸に入り多少標高があがるのでその手前で早めにキャンプ。リゾートが続くところに来てしまいキャンプ地が見つからない雰囲気だったが、奥行きがあるビーチの海の家の裏(海側)にテントを張る。

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それにしても砂浜で自転車を引くのは大変だ。

夜には雨が振り出し海の家の中に移動した。朝にはやんでしまったが、3日目の朝はものすごい風だった。テントを干すも、柱に引っ掛けたら引きちぎれそうだった。

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退避。。
でも、追い風だから走るのは楽。


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ギリシャでよく見かけるミニ教会。道路ポツンとあったり家の前にあったり。

道は軽く山岳地帯に入っていく。風は大人しくなり、景勝地となっている渓谷沿いを走る。高速道路はないのだが、高速道路扱いされているらしく、パトロールに注意された。そんな事言われても困るよと話をしたら、パトロールカーが後ろを護衛してくれた。おかげでせっかくの景勝地をさっさと通り過ぎてしまう羽目になってしまった。。という事で写真はなし。
高速道路が始まるところで護衛は解かれ、下道を進む。空軍基地のあるラリッサという大き目の町で買い物や食事をし、さらに進む。
大きな町の近郊は畑が続き、キャンプする場所が見つからないまま日が暮れる。仕方なくつぶれたガソリンスタンドかレストランにキャンプを張った。


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中は道から見えないけれど、怖いので外に。



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トラックが通り、静かとはいえない夜。夜が更けるにつれて風は弱くなってきた。


4日目も好天。
午前中は幹線道路を外れて少し冒険してみた。ショートカットにもなるし。

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のどかなアップヒルは楽しかった。やっぱり車がいないところが好きだ。

その後はひたすら高速と平行した道を進む。真横を流れる高速はアップダウンが平均化されているが、その平行した道は最適化されていないので高速がうらやましく感じる。景色に変化がるのはいいのだがちょっとひどい。それに、高速の両側に道があるのだが、たまにどちらかが切れているのがやめてほしい。

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このあたりから目にするようになったアテネ行き特別ルートの看板。イマイチ趣旨が分からないけれど参考になる。

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高速と遠くに入り江を見下ろす高台にキャンプ。

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5日目の朝

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峠を越え、快適に下る。

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湾の向こうに大きな山が見えてきた。パルナッソス山脈だろうか。


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小さな漁村のビーチで小休憩。


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その後に高速の側道は、高速のはるか上まで登る。かなりの急登。なんでこうなるのと思ったが、やはり高いところからの眺めは良い。


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天国のスカイラインだった。そして車もほとんどいない。


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すぐに高速がある海沿いまで降りるのだが、とても眺めが良かった。


そして海抜0に戻ってからも理不尽な遠回りをさせられるが、道が平和なので許せる。
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オリーブ畑の森を走る。春を感じる草花。

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この日も良いキャンプ地を見つけた。

最近はギリシャ式のコーヒーがささやかな楽しみだ。カフェインで寝れなくならないし、直火ができるカップがあればアウトドアでもいれやすい。
この区間は天気も気候も良く、ささやかな追い風が吹いていた。キャンプ地もビーチをメインに快適に過ごせ、サイクリングを楽しめた区間となった。

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テッサロニキ滞在。(2015/1/7~9)

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都市の中に遺跡が点在する町


テッサロニキはギリシャ第二の都市だ。巨大な町という感じではないが、それなりの都市だった。とはいえ、店があまりやっていない(営業時間が少ない)のでどうも寂れた印象に見える。恐らくギリシャはヨーロッパの中でもっとも労働時間が短い国の一つだと思う。

この町には寒気が去るまで居座ることにした。とはいえ、たった三泊の話だ。

取りあえず観光する余裕はなく、壊れたオルトリーブのバッグを修理しなければならなかった。幸いここはヨーロッパ。しかも最近色々問題があるが、一応ユーロ圏。東欧の割にちゃんとした自転車店がたくさんある。店をいくつか回り、オルトリーブのパーツを販売してくれる店を見つけた。

Action Bike Club (クリックで地図)

パーツ自体はなかったけれど、同じ商品から必要な部品を取り外して個別で販売してくれた。同じ部品を注文して補充するだけだから問題ないらしい。何と融通が利くこと!

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この部品が必要だった。フック一式。本当は片方で良いのだけれど。メーカーはこの単位でパーツとして販売しているのでこれ以上のばら売りは不可。

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ついでに壊れているバックルや、すぐ外れてしまうフックのスペーサーも買っていく。

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店員の気さくさに気を良くしてついでに買ったボトル。持ってきたボトルはイプサラで壊れてしまったので、自転車用を使ってみたいのもあり、買ってみた。飲み口に蓋がないのは気になるが、もうそんなに空気の悪いところにはいかないだろう。やはり自転車用というだけあって使いやすい。

さてさて。心配事は片付いたので観光をする。
ビザンティンやトルコ時代の建物や遺跡が残されている。様々な勢力に翻弄されたギリシアの歴史が垣間見れて面白い。

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パナゲア・ハルケオン教会。少し陰湿な空気が漂う中央公園にある柵で囲まれたエリアにある。

少し高いエリアに登り、住宅地を横切ると、

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アギオス・ディミトリオスという大きな古い教会がある。


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そして住宅地の中に忽然と建つ円筒形の不思議な建物、ロトンダ
皇帝お墓から教会、教会からモスクへと次々に改築されていったらしい。

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内部は足場だらけだが、天井などにフレスコ画が残っている。

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そこから繁華街の大通りに続く道には凱旋門がある。シルクロードの幹線道路だったらしい。ここは観光客がたくさんいた。

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中央公園の向かいには市場がある。まあまあ活気があり、乾物など、これまでも良く見てきた乾物など、中東っぽいものもある所を見ると、ここは文化の交流点だということが感じられた。

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海沿いに出ると、歩道や自転車道が広くとられていて天気が良いと気持ちよさそう。写真はホワイトタワー


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街中に突然ハマム(銭湯)が残っていたりする。

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ホテルのそばのギロはボリュームや味付けが旨くて何度か食べた。

テッサロニキのホテル
Hotel Kastoria(クリックで地図)

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24ユーロ/ツイン(一人12ユーロ)
Wifi、トイレシャワー共同。朝食はなし。部屋に洗面台。
値段の割には悪くない。町の中心にある。周辺には同程度だと思われるホテル多し。

ここから先、トルコのサムスンから一緒に来たトングとはルートが分かれた。彼は飛行機の予約を済ませ、それに合わせて僕より一日先にテッサロニキを発った。

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冬の日のギリシャ (2015/01/02~07)

トルコ・イプサラ~ギリシャ・テッサロニキ
6日間(走行6日) 走行距離384.5㎞ (累計11836㎞)


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ギリシャの海に出会う。

トルコからEUに入る。ギリシャ第二の都市、テッサロニキまでは年末の寒気が残っていた為か気温が低く地中海性気候のはずの海沿いにもかかわらず寒かった。
ただ、天気には恵まれ、割りにいい天気が続いた。

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もちろん韓国人サイクリストのトングとも一緒だ。
イプサラの宿前で。


さて、ここイプサラはギリシャとの国境近くの町。トルコ最後の町だ。

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不味いと思いながらなぜか愛飲したアユラン(すっぱいヨーグルト)ともお別れ。

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川が凍っている。。。。


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トルコの国境の建物

トルコ出国・ギリシャ(EU)入国もなんかみなだらだらしていて、スムーズとはいかないが、荷物検査も無く、楽に通貨。入国時に少々質問があった程度。

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国境でイスタンブールに向かうサイクリストのカップルと遭遇。柵越しに会話する。


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なぜか斜めポーズ。地図とかを交換した。

ギリシャに入るといきなり高速道路になる。一応自転車禁止らしいのでそのわき道に入る。すぐに高速から離れ交通量も少なく広い道に出る。道も良くて快適だった。


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初日はアレクサンドロポリスまで。

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ギリシャといえば海。でもなんか冬っぽい。海沿いのバーやカフェも軒並みクローズ?


町のキャンプ場は冬でクローズ。寒いし、町外れのホテルを取った。
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35ユーロ(言値40)/ツイン
トイレシャワー/Wifi/TV/バルコニー/朝食付
普通にこじゃれた雰囲気。


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町を歩くとヨーロッパに来たなぁと思う。

2日目は小さな峠があり、高速を使わないとアップダウンが激しそう。とりあえず高速道路に侵入してみる(ゲートは無い)。

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高速道路はもちろん快適。標高250mほどの峠を越える。

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山の中にムスリムの集落があった。この風景はトルコとあまり変わりない。文化や人の顔がだんだん変わっていくのを楽しめるのも自転車旅行の魅力だ。

警察のチェックポイントがあってちょっとびっくりしたけれど、雑談をして終わり。気おつけてねーと言ってくれたぐらい。彼らは知らないのか、寛容なのか。。。
ギリシャはツーリストが来ない場所でもかなり英語が通じるのはすごいと思った。

コモティニという都市で高速を下り、キャンプ地を探す。下道は地図で見ると明らかに遠回りなのだが、標識の数字は大差ないのが不思議だった。

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凍っているグィストニダ湖の湖畔でキャンプ
子供なら上を歩けそうなぐらい厚い氷が張っていた。
それでも徐々に暖かくなってきていると感じていた。

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夕日が綺麗な日だった。

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海に近づくと塩水だからか、凍っていない。鳥が泳いでいた。

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湖に浮かぶ教会を見物。

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ギリシャらしい青と白の建物。オレンジの屋根がこの地方らしい。

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さらに奥にはもうひとつの教会が。

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このあたりは生態系も豊富なようで自然保護区となっている。

その後高速と交差するときに再び高速に進入するも、すぐにパトロールに追い出される。

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仕方なく田舎の風景を見ながら進む。

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ローマ水道橋や城砦が残る雰囲気の良い カバラという町を宿泊地に選ぶが、手ごろなホテルが見つからずに少し通り過ぎたところにキャンプを張る。

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町の夜景が見える特等席でキャンプ。風が強い夜だった。



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朝日を受けるカバラの町

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とても綺麗な日の出だった。

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パーキングスペースにこそこそテントを張ったのだ。夜は夜景を見ににくる車が多かった。

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ギリシャらしい綺麗な海。そんなにきつくは無いけれど村ごとにアップダウンあってめんどくさい。

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高速のように気持ちのいい道を進む。風はしんどいけれど。
反対側なら海が良く見えて走れて良いな。

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イスタンブールを目指すサイクリストたちに出会う。



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ダンボールとスーパーの袋でパニアバッグを自作しているのがすごい。


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海を見張るように建つビザンティン時代の塔

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海沿いから少し離れた公園でキャンプを張った。
枯れた松がたくさんあって焚き火ができたのが楽しかった。

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フレンドリーに見せかけて隙を見てパンを奪って逃走した犬。

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アルベロベッロ風の教会

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ボルビ湖の南側を走る。少し山の中を走り、下りたところにある小さな町に流れる川にテントを張った。

そしてテッサロニキに到着。最後に小さい峠があった。これは高速しか道がなさそうだったということで、高速道路を使ってテッサロニキに到着、、

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する直前にオルトリーブ(自転車の脇につけるサイドバッグ)を取り付けるフックが壊れた。オルトリーブの予備は持ってきてないのでなんとしても買わなければいけない。

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スブラキ(串焼き)定食を食べる。
”串焼き”はウィグルからギリシャまで、名前は変わるけど同じものが国をまたいであるのは面白い。

ギリシャの外食はトルコに比べて高くないし、肉の量も多い。それにしてもギリシャに入って久々に食べた豚肉はうまい。

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ちなみに今朝テントのポールも突然折れたので交換。2本持ってきたので予備はこれで最後だ。確かにたまに行く登山と違ってキャンプの頻度が多いのでポールの予備はたくさん持ってきたほうが良いと思った。


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