カテゴリー「自転車横断編‐イラン」の8件の記事

天空の城、そしてイラン旅の終わり。(2014/10/28~10/31)

カレイバー~イラン国境 4日間(走行2日) 走行距離133㎞ (累計9378㎞)



Imgp6700
異国情緒を演出してくれたペルシャ文字ともお別れ。イラン・アゼルバイジャン国境付近の廃墟にて。



Imgp6668
氷の峠を超えてたどり着いたカレイバーの町。ホテルの部屋から。


イランでホテルに泊まったことは少ないが、ここのオーナは微妙に英語を使い、色々と教えてくれた。

Imgp6489
夏はイラン人には人気の観光地になりうるのだろうが、今はどうしても閑散期。町を見下ろす町一番の微妙なホテルのスイート(?)に安く泊まれた。

メシュキンシャフル以降続いている悪天は相変わらずで、滞在期間中もしとしと雨が降っていた。
一日待機ということで丸一日のんびりする。小さな町を歩くだけで友達がたくさんできる。イランは本当に寂しくならない。

翌日、天気は相変わらずだったが、ここに来た目的を果たすため、出かける。それがこれだ。

Imgp6608
ババック城を見下ろすピークから。
雨雲の上にこんな世界が広がっていた。

カレイバー周辺は夏トレッキングで有名らしい。中でもババック城に向かうトレッキングが人気だ。
登り口までタクシーで向かい、そこから山頂を目指す。天気が悪いのは下界だけで、霧の中を歩き始めたが、登りだすとすぐに雲の上に出た。その上はなんと快晴だった。

Imgp6509
雲の上の道を歩く。



Imgp6555
今回ついてきたミラド君と登山口の食堂の犬。



Imgp6545
道はだんだん険しくなってきて、



Imgp6568
お城は見えてくる。

Imgp6600


Imgp6595
お城の上にも上れる。

Imgp6605
記念写真。


この後、やっぱりお城が見える位置がいいなあと、隣のピークを目指す。道はないけれど、一部の人は登っているだろう。ルートを探すのは難しくはなかった。

Imgp6644
そして到着、この眺めが見たかった。雲海に聳える城はここに来てよかったと感じさせるには十分以上だった。

Imgp6649
お疲れ様ガイド犬。この後下りられなくて抱きかかえるハメになるこの犬。
無事登山口の食堂に帰った時は仲間の犬も迎えに来て、飼い主も喜んでいた。

Imgp6661
ここの所連日開かれているエマームの祭。血がたれたデザインの旗とか、鎖の鞭で体を打つダンスとか結構えぐい。

20141029_191606
最後に訪れたこの町は、友達もたくさんできたし、とてもよい町となった。
何度も訪ねてお茶をよくもらった売店で。

Imgp6670
紅葉と岩山の谷を下り、イラン高原地帯を去る。
その後、国境線の川を西進し、アルメニアの国境に向かった。



Imgp6720_2
イラン最後の夜は国境線の川でキャンプ。名残惜しいようなお腹いっぱいのような。そんな想いに浸りながら。
枯れ木が多く、たき火ができて暖かかった。

| | コメント (0)

イラン西部高原地帯の景色と人々(2014/10/24~10/27)

アルダビル~カレイバー 4日間(走行4日) 走行距離238.2㎞ (累計9245㎞)



Imgp6341
アルダビルを出発する。しばらくはこのサバラン山を反時計回りに左手に見ながら走る。

Imgp6348
砂漠地帯をしばらく走った後、また緑が見える区間がしばらく続くが、、、



Imgp6350
徐々に景色は低い草が生えるだけの景色へと変わってくる。



Imgp6364
道路脇にキャンプ適地を見つけた。久々のキャンプでのんびりする。



Imgp6379
サバラン山とブドウ畑。ちなみにイランではアルコールは禁止なのでワインじゃなくてワイン風のブドウジュースが結構よく飲まれてる。



Imgp6393
久々にすれ会ったサイクリスト。アルメニア情報をもらう。

Imgp6394
西イランで最も寒い町だという、メシュキンシャフルという町に到着。この日はもう少し進むつもりだったが、ここに泊まることになった。



Imgp6431
彼らと出会ったからだ。
学生である彼らは借りている家に招いてくれた。もともと外国人が立ち寄る事は殆どない町なので、僕と一緒に歩くとすれ違う人々の反応がとても面白いようだった。

彼らと出会う前もアルダビルと同じで自転車を止めると沢山の人に囲まれる。そしてやはり何かしてあげたそうに声をかけまくってくれるのだ。外国人が珍しいのかこのあたりの土地の気質なのか。どうなのだろう。
街を歩いたり、一緒に食事をしたり。歌を歌ったり踊ったり。彼らとの時間はとても心地の良いものだった。

Imgp6413
シェルク・ヘイダールの墓。もともとこれを見るためにこの町に立ち寄った。



Imgp6443
メシュキンシャフルを出る日から天気が悪くなった。気温もぐっと下がった。なにか冬の到来を感じる。

次の町アハールに一泊し、タブリーズには行かないことを決意。そのまま北上してアルメニアとの国境を目指す。

Imgp6463
峠を超える。木々が凍っていた。

Imgp6473
峠を超え、イラン最後に宿泊する街になった、カレイバーの手前で。


カレイバー
はタブリーズと秤にかけて行くことを選んだ町。
引き続き天気が悪かったカレイバーでも、楽しい出会いと素晴らしい景色を見せてくれることになる。

| | コメント (0)

アルダビルと温泉地 (2014/10/24~25)

Imgp6339
イラン西部の高原地帯の端っこ位置するアルダビル。背後にイラン第二の標高を誇るサバラン山(4811m)が構える美しい景観の都市。



Imgp6334
ここでは、先日お世話になったアジムさんの友人宅を紹介してもらった。アリレッザとルームメイトのオミド。カウチサーフィンのホストもやっているみたいで、英語も堪能だ。



アルダビルにはマイナーかもしれないが、世界遺産ともなっている、シェイフ・シャフィーオッディーンの墓町のど真ん中にある。まずはそれを見物。 (入場料150,000
Imgp6225
ユニークなモスクというかこれはお墓。
大まかに3つの墓室がくっついている。



Imgp6274

Imgp6287
金色に輝く内部は広くはないが美しい。


Imgp6244
その隣の中国皇帝からの贈り物が保存された部屋。

Imgp6252
穴の開いた天井の装飾がユニークで素晴らしかった。



Imgp6264
お墓のうちの一つこれはシャー・イスマイールのお墓と肖像。

Imgp6304
活気がある旧市街の中心へ。

Imgp6297

Imgp6300
バザール
は小さいがなかなか趣がある。



Imgp6305
そしてミニバス(10,000リアル)でサバラン山の麓。サルエインの温泉地にやってきた。


Imgp6307
大きな浴場でみんなでしゃべりながら入るいい雰囲気。泉質は赤く、かなり熱い。
ロッカーもあって荷物もまあ安全かな。


Imgp6312
水着着用で入るのだが、男女交代制。


Imgp6321
高原地帯ではこれまでもよく目にしてきた蜂蜜は名産らしい。このあたりの人は巣ごと食べる。



Imgp6325
高原らしい空。


この町から人の性格は少し変わったように感じた。寒い場所だからか、冷たい人もいるのだが、逆に今までにないくらい積極的に助けてくれたり、親切をぶつけようとする人も多かった。
イランの旅もあと少し。

| | コメント (0)

カスピ海沿岸から西部高原地帯へ(2014/10/09~10/23)

ゴルガン~アルダビル 14日間(走行10日) 
走行距離837.14㎞ (累計9006㎞)



Imgp5876
ついにカスピ海を目にした。



ゴルガンからカスピ海はすぐ。沿岸の道路を走るが、南岸は常に町続きで気持ちの良いサイクリングとは言えない。
たまに海がちらりちらりと見える程度。
この区間ではWarmShowerを活用し、主に人に家に宿泊した。沢山の英語が話せるイラン人との出会いはこの国のことを知るよい時間となった。
他にもラームサルの温泉ルードカン城など楽しめる箇所もあった。

Imgp5814
謎のタワーがあるゴルガンを出発する。

Imgp5864
チャドルをつけたまま水に入る女性。



20141013_145048

20141013_155507
ラムサールの温泉。個室の浴槽に自分で温泉を入れて入る。なかなか強烈な味の泉質だった。



Imgp5893
雨や緑のの多い町ラシュトはイラン随一食の豊富な場所でもある。市場のマーケットにて。



Imgp5935
ここラシュトビザの延長を行った。泊まり先のペドラム君が手伝ってくれたためか、簡単にその場で有効期限からさらに一か月の延長をすることができた。(300,000+10,000リアル)。彼のお兄さんは写真スタジオ経営。


Imgp5947
ラシュトから山の中に寄り道。

Imgp5952
駐車場から石段を登ること1時間ちょい。城壁が見えてきた。




Imgp5966
ルードカン城と呼ばれる山の上のお城。(入場料10,000リアル)



Imgp5980
尾根上に作られ、二つの山を囲まれた城壁でつないでいる。内側をぐるっと一周できる。

Imgp6023
反対側の山の中腹から見たお城本体。



Imgp6071
城がある山の最寄りの町、フーマン名物のクッキー。なかにシナモンが効いたあんが入ってていておいしい。(一個5000リアル)



Imgp6085
カスピ海西岸に入ると町は少なくなる。

Imgp6148
3日悪天候時に泊めてもらったアジムさんの家にて。
最近天気が悪かったり、暖かいはずのこの地方でも寒かったり、厳しい季節になってきた。



Imgp6154
アゼルバイジャン国境のアスタラに向かう。オレンジ色の屋根の家が海沿いらしい。

20141021_150315
アゼルバイジャンとの国境沿いに山道へと向かう。



20141018_170643
いい加減なペルシア語にも慣れてきた。そうなるとシャイになっていた人も集まってきていい顔を見せてくれる。まあいい加減すぎてあまり会話にはならないのだけれど。小さな村の焼肉屋にて。

Imgp6171
そして高原へと向かう。きついグネグネの山道を標高0から1600mぐらいまで一気に登る。



Imgp6191
キャンピングカーで旅をするフランス人ファミリー。赤ちゃん2人も一緒なのは驚いた。



Imgp6204
登り終え、トンネルを超えると気候は少し変わった。湿度は随分低くなり乾燥している。そしてさらに寒くなった。数日前までは雪が降ったと聞いた。紅葉が綺麗。短い秋だ。



Imgp6221
アルダビルに到着。イラン第二位の標高を誇るすばらしいサバラン山(4811m)を背後に控えた都市。

| | コメント (0)

テヘラン。首都(2014/10/05~07)

Imgp5708
タワーから望む幹線道路。車やバイクの量は多く、渋滞はかなりひどい。


イスファハーンから昼間バスで7時間。強い風が吹く荒野をバスは走る。自転車では走りたくないなぁと思った。15,000リアル
なんかバスがオーバーブッキングしていたのか、運転手の横の助手席に座ることになった。

テヘランは、ビザの延長が州都なら割とどこでもできると分かった今、別に行く必要はないと思っていたが、自転車を置かせてもらっている、ゴルガンへの帰り道なので、行くことになった。

観光としては首都だけに博物館巡りなのだが、あまり良くないと聞いていた。だから、精力的にはならずにいくつか行ってみる事にした。


Imgp5712
アーサーディータワーへ。取りあえず展望台かな。と。(150,000リアル


Imgp5703
窓が小さくてあまり眺めがよくないが、テヘラン市街を眺めることができる。

タワーの地下はちょっとした博物館になっているが、展示が荒れていて、やる気が感じられない。観光客もほとんどいない。


Imgp5714

唯一これだけは良かったよと聞いて来た宝石博物館。銀行の地下金庫を公開していて、内部は撮影できないが、宝石がちりばめられた玉座やちょっとやりすぎぐらいに豪華な地球儀など展示内容は素晴らしかった。(150,000リアル)

Imgp5726

Imgp5761
博物館のメインかな。と思われた国立歴史博物館。しかし、遺跡から出たものばかりで、歴史に興味がないと、あまりパッとしたものはないとしか言えない。(150,000リアル)



Imgp5769
国立歴史博物館に併設されている新館は無料。むしろこっちの方が黄金とか見栄えがした。

Imgp5719
バザールで必要なものの補充。首都だけに充実している。

Imgp5805
アーサーディータワーのライトアップ。赤が好きなのかな。他の色はないのかな。

テヘランの宿は「Hotel Mashhad」 ドミが満員で同じ日に来た中国人旅行者と部屋をシェアした。(ツインルーム:400,000リアル) (ドミ:20,000リアル)

そしてカスピ海沿いのゴルガンに戻ってサイクリングを再開する。

| | コメント (0)

イスファハーン。美しき観光地。(2014/10/03~04)

Imgp5356
夜行バスで到着した後の朝日輝くエマーム広場とモスク


カスピ海沿岸の町、ゴルガンに自転車を置いて小旅行。夜行バスに乗ってイラン屈指の観光地、イスファハーンにやってきた。
バスは朝の3時に着いて町まで4㎞程度歩いて日の出を待つハメになる。久々のバスはちょっと疲れた。
ゴルガン~イスファハーン 所要14時間 バス 45000リアルぐらい(失念)


Imgp5372
宿は定番「Amir Kabir」。ロンプラにも歩き方にも乗っている(はず)。
外国人だけじゃなくてイラン人も泊まる。
ドミは一部屋(3人)限定で300,000リアル(約10ドル)。



Imgp5543
広場の周りの回廊はバザールになっていてお土産屋を中心とした店が並ぶ。



Imgp5388
王室専用のモスクであったという、シェイフ・ロトウフォラー。小さなモスクで、現在は観光客のみでまったくお祈りしている人などいないが、天井の装飾は繊細で見事だった。入場料100,000リアル

Imgp5398
シェイフ・ロトウフォラーのきめ細やか天井のデザイン。


Imgp5347
その向かいのアーリガーブ宮殿はご覧のありさまで入る気にならず。入場料150,000リアル

Imgp5343
広場のメインとなるエマームモスク



Imgp5477
装飾が立体的な入り口の門

Imgp5519
入り口の門45度メッカの方向に折れ曲がっているのが特徴。でも中庭はなぜか足場だらけでざんねん。内部のタイルも綺麗だが観光客しかいないので雰囲気がない。



Imgp5536
モスクの反対側のバザールの入り口は趣がある。

Imgp5562

Imgp5549
中は入り組んでいて古さを感じる。こういうまだ使われている遺産が好きだ。


Imgp5655
内部にはあちこちに小さな広場が設けられていて、たまにそれは美しい。



Imgp5664
華やかなゴールドマーケット。中東の例にもれず金を財産として身に着けるのが習慣のようだ。そういえば中央アジアのおっさんは金歯が好きだった。



Imgp5644
バザールはジャーメモスク(金曜モスク)につながっている。

Imgp5590
割と古いモスクらしく、お祈りをしている人が常に見られた。



Imgp5618
古い木造の礼拝堂のレリーフがとても精密ですばらしい。



Imgp5425
スィー・オセ橋

旧市街の南に流れていた川にかかっている古い橋の一つ。まったく水がないのに驚いた。夕日の時間にのんびりするのがお勧め。


Imgp5453
イランでは代表的なケバブ(肉の串焼き)。地域によって写真のようなパンだったりタイ米のようなご飯だったり。焼きトマトもイランでは結構定番。

都会では旨いものが食べれるのが万国共通。だと思う。


今まで有名観光地ではない所ばかりだったので、観光客の多さと観光地化されているこの町にびっくりした。正直いまいちだったと感じる。たぶん「イスファハーンは世界の半分」というふれこみが大げさすぎだからだ。
しかし、綺麗なものはやはり綺麗で、イラン人の人懐っこさと、もてなしの心は健在であることは変わらないと町を歩けば分かる。

| | コメント (0)

カスピ海に向けて。(14/09/25~10/01)

マシュハド~ゴルガン 走行日7日(走行6日) 
走行距離597.46㎞ (累計8169㎞)

マシュハドからはテヘランに向かう道がイランを東西に横断するメインルートだが、これまでに会ったサイクリストの多くはこれをすすめない。距離は伸びるが一本北のルートを通ってカスピ海に出るルートの方が面白いというのだ。ということでこれを信じてカスピ海を目指す。
この記事ではカスピ海にほど近い町、ゴルガンまでの道のりを紹介する。

Imgp5167
再び砂漠へ。

Imgp5169
砂漠地帯に点在する遺跡のような廃墟の裏でキャンプ。イランではキャンプはあまりしなかった。道沿いに町が多いのもあるが、どちらかというと現地人に気を使って貰い、どこかしら安全な寝床を用意してもらう事が多いからだ。


Imgp5182
西部ではモスクはよき休憩スポット。



Imgp5186
モスクの庭でピクニックを楽しむ人たち。イラン人はピクニック好きでそこかしらで絨毯を広げてピクニック。



Imgp5190
乾物が多い町Faruj。サイクリストにはうれしい保存食。このへんはブドウが有名だったりする。


Imgp5198
荒涼とした山が見えてくる。


Imgp5200

Imgp5213

Imgp5216

Imgp5229
アップダウンが多くなり、その分景色も良くなる。比較的楽しめるルートだと思う。


Imgp5238
一泊お世話になったレッド・クリセント(交通事故のレスキュー部)のオフィスのみなさん。
拠点はそこらじゅうに見かけるし、簡易的な宿泊施設も備えていたし、この日もウェルカムな感じではあったけれど、部隊の目的からして積極的に「泊めてくださーい」とはいいづらい気がする。



Imgp5257
イラン人はキャンプも大好き。モスクを備えたこのドライブインでキャンプするといいよと聞いて来たら夜はこんな沢山のテント。夜はなかなか寝させてもらえなかった。とは言ってもお酒を飲めない国なので寝るのは早い。そしてお祈りの為か起きるのも早い。マシュハドに行く途中の人も多かった。



Imgp5258
トイレも水も豊富なドライブインでのキャンプは人目につくけれど快適だと知る。



Imgp5261
カスピ海沿岸地域に向けて下る。景色は突然変わる。緑と川。日本のような景色になった。今までずっと荒涼とした景色を見てきたせいか、改めて日本が緑の多い恵まれた場所なのだと実感。



Imgp5263
すれ違ったサイクリングチームのみなさん。イランは自転車が結構盛ん。マシュハドにもいい自転車店があるわけだ。タブリーズが本拠地らしい。



Imgp5266
平地へ。カスピ海は海。海抜0まで下る。


Imgp5294
ゴンバットにて。マシュハドで会ったラフィというガイドの兄弟であるシャフィさんを訪ねる。二人は30年前イランやヨーロッパを自転車旅した冒険兄弟だ。



Imgp5307
彼の自宅には自転車旅行当時の写真や遺物が大事そうに残っている。自転車も当時のをまだ使っている。

彼はWarmShower(カウチサーフィンのサイクリスト版のようなもの)のメンバーだ。ここで初めて使ってみた形になる。これをきっかけにカスピ海沿岸地方では特にWarmShowerを活用することになった。


Imgp5291
ゴンバットの巨大な塔

Imgp5281
中は空っぽでエコーが凄い。

Imgp5329_2
ゴンバットからゴルガンまで一日の距離。



Imgp5335
ゴルガン
では同じくWarmShowerのメンバーであるカウチサーフィンのホストもやっているシアバーシュ君の家に泊めてもらう。時を同じく居候していた二人のカウチサーファーと。

20141002_095414
ここで自転車を置かせてもらえる事になったので、バスでイスファハーンを目指す。手前の小さなリュックだけでつかの間のバックパッリユックサッカーだ。

| | コメント (0)

聖地マシュハド。宗教の力。(14/09/21~24)

20140923_200352
豪華絢爛な建物と大勢の信者。聖地らしき風格たっぷりのハラーム。そこにいるだけで力を感じる。


マシュハドの主な見どころはハラーム・エマーム・レザー(以下ハラーム)。イランの中でもとても重要なイスラム教の巡礼地。

観光地としては今一つなのか、観光客や、信仰が浅いイラン人たちからの評価は低い。しかし、僕にとってはとても印象深く、宗教の力を初めて感じた場所となった。

ハラームは街の中心の広場のような場所に位置している。
一応イスラム教徒以外はガイド付のみで入場できるということになっているらしいが、それなりにしっかりした態度で臨めば、普通に入場することができた。中には入り口で止められ、ガイドをつけられた外国人もいた。
いづれにしてもカメラを含むバッグ類は持ち込み禁止。携帯でのスナップは許される。

20140922_085337
沢山の建物が入り組み、その間には広場があり、泉や水飲み場がある。あちこちに絨毯が敷かれ、人々は思い想いに休んだり、お祈りをしたりしている。

20140922_094818
金色屋根がついた水飲み場

20140923_195242
メインの建物となる黄金ドームがついた建物。

20140922_091520
中はキラキラ鏡で装飾されている。通路は熱心にお祈りをささげ、聖墓に向かう。


聖地を聖地たらしめている、エマーム・レザーの墓。みんなバシバシ携帯で写真を撮りまくっているが、一応撮影禁止ということで写真は掲載しない。

イランにはたくさんの聖墓がある(モスクにも見える)が、ここがもっとも重要な場所のようだ。この周りは沢山の人であふれ、意地でも聖墓の檻にに触ろうとする人達の熱気はとても衝撃的で、感動を覚え、自分も自然にこの場所に敬服した。

20140923_194543
24時間開放されている広場は夜の方が巡礼者であふれている。広場はお祈りをする人たちで覆い尽くされ、イスラム教の力を感じさせるには十分だった。

20140922_104718
ハラーム近くにあるバザール。遠くから巡礼や観光来た人のお土産売りで賑わう。


イランは思ったより自転車屋さんがしっかりしている。Diore XT などの高級(?)パーツも手に入るのだ。ということでマシュハドでは2つの改良を行った。

20140923_150507
自転車の後ろのキャリアを交換。付属のアルミキャリアはブハラあたりで溶接が外れているのに気づき、直すよりも交換を選んだ。新しいキャリアは中国製で1300円程度。品質は良くないだろう。しかし、鉄でできているため修復も容易で構造も悪くない。



Imgp6093
もう一つは、前々より低いなあ。肩が痛いなぁと感じていたハンドルの位置を上げた。直接上げるパーツは見つからなかったため、ハンドル角度を調節できるステムに交換。サドル位置も少し上げ、楽になることを期待する。 →しばらく走ったけれど特に問題なし。肩も概ね快適。ちょっとアンバランスな感じはあるくらい。

| | コメント (0)