カテゴリー「自転車横断編–日本帰国後」の3件の記事

その後、、

すっかり生活しております。

 

せっかく持って帰ってきた自転車は、通勤用に活躍しております。友人には泣いていると言われますが。。

 

すっかり シンプルにリメイクし、自分でできる範囲でオーバーホールを行い、それなりにピカピカとなり、スーツに身を包んで駅へ向かう。

 

シルクロードを走りきった自転車の面影もどこへやらです。

 

 

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ブログの更新ですが、、もう少しのところで中断していますね。せめて家に帰り着くまでのブログをしっかり完成させたいと思います。

 

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東京通過。(2015/2/13〜14)

成田空港〜神奈川県 2日間 走行距離 142.8km  (計13326km)

日本について成田空港を出発、空港を出てからしばらくは市街地だ。というよりは、日本を、特にこれから東海道を選ぶと、町がないところを通ることは少ないだろう。中央道なんかを選べば楽しそうだけれど、冬はちょっと、、と思っている。
懐かしい雰囲気の中を走っていく。もう気さくに声をかけてくれる人は少ないだろうと思うとちょっとさみしい。
市街地は思うように進まない。歩道と車道が縁石で分かれていて、自転車の通るスペースがほとんどない日本の道路体質は気にかかっていた。歩道を走っても早々怒られないだろうけど、段差があって走りにくく、イロイロ良くない。

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空港を出た日は東京ゲートブリッジの麓にあるキャンプ地に泊まった。あらかじめ電話しておいたら、料金は明日の朝で良いと言ってくれた。

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冬だけあって、他に2張りぐらいしか見当たらなかった。だだっ広い敷地にバラバラと張っていたので顔を合わせる事もなかった。

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次の朝、出発の準備が終わる頃。 掃除の人たちがやってきた。

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この日は神奈川の友人の家へ。どういうルートで行こうかな。キャンプ地から海を眺めると富士山がくっきりと見えた。

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向こうに台場が見えたから行ってみることにした。


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!! 
1時間に一回とか動かないのかなぁ

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小さな自由の女神がいた。日本の経済的自由度オリジナルと比べてこんなものかなぁと考える。


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ここからは都心がよく見わたせる。
吊り橋は自転車では渡れなかったので、北上して都心を通過する。


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東京の色は無機質でシンプルだ。

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と思いきや、近づくと結構雑多な雰囲気。やはりアジアと基本的な雰囲気は共通している感じる。この看板の無秩序さがそう思わせるのだろうか。


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新しくできたというスカイツリーを目指すが途中で面倒になってやめる。

川沿いをロードバイクに乗った人走るのをよく見かけた。自転車が流行ってきていることを感じる。あとはもうちょっと自転車に優しい文化にならなきゃなぁ。



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皇居に寄ってみたらランニングしている人がたくさん。いつの間にか健康志向が進んでるなぁと思ったら、東京マラソンが近いと聞いた。


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この後、議事堂を見物して、神奈川県へ。



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友人宅へ転がり込む頃には、また暗くなってしまった。サクッと再会を祝う。

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帰国。エピローグへ。(2015/2/11〜12)

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乗り継ぎ中継地のイスタンブールにて静かに帰国の時を待つ。




オスティアから空港への道のりは長かった。バス停まで、宿のオーナーが送ってくれた。その後も、30kgはある荷物を二つ、バスへ乗せたり、降ろしたり、誰も手伝ってくれなかったら空港へのいけなかっただろう。

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空港へは早めに着いた。やることがある。荷物重量の調整だ。空港の空いているチェックインカウンターを使い、荷物の軽量と調整。かつかつであることは解っていた。
自転車を入れた箱が35kgもあり、もう一つの預け荷物に移す。25kgずつ分けたと記憶している。
ちなみに調べた通り、トルコ航空による自転車輸送料は90ユーロ。それを入れる箱に30kg分の物を詰め込んでもX線検査のみで何も言われない。
その他の無料預け荷物とも確か30kgまで。今回は25kgずつに分けたと記憶している。さらに本当はオーバーだが、手荷物も10kg程度あったと思う。合計すると60kg+食料も運んでいたことに今更気づく。幸か不幸か、何も捨てずに済んだ。
トルコ航空だけに、東京へはもちろんイスタンブール経由だ。飛行機は比較的空いていて、ゆったりとした空の旅を過ごすことができた。人気がある航空会社だけに、サービスは雰囲気は良かったと思う。
成田空港に到着して、あっけなく帰国審査を通過。荷物は自転車と共に係の人がカートに乗っけてくれていた。

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着いたのは夜。成田空港は案外しょぼくて、24時間空港でない。でも、最近になってる特定のエリアだけ解放して空港泊を認めている。僕もこれにあやかる。
飛行機の便がなくなると、ガードマンが、泊まるならあのエリアに集まってね。と声をかけて回っている。そのエリアに集まったのは20数人といったところか。少ないなぁ。
ベンチに限りがあるので、みんな座っていて横になれない。自由にさせてくれればあちこちにベンチがあるのに。と思うが、全員が管理できる場所にいないと心配なんだろう。コンビニなどはすべて閉まってしまう。けれど、トイレやWi-Fiも用意されているし、僕はキャンプマットがある。少しベンチから離れて、コンセントのある柱の横でカートで目隠しを作り、ゆっくりと休むことにした。ほとんど何も警戒する必要もなくて安心だった。
Skypeを使って、東京で泊めてもらう友人や実家に連絡をして、うとうとすることにした。

翌朝。始発便のアナウンスと共に行動を開始する。
成田空港に着いただけで、旅が完全に終わったわけではない。家にまで帰らなければ終わらない。
自転車の組み立てだ。

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広くて人気が少ない場所に移動し、のんびりと組み立てを始める。
慎重にというわけではないが、ゆっくりと進める。時間がかかる。

時折この階には止まらないはずのエレベータのボタンを押しに来る人がいて、「ここには来ませんよー」とか言いながら作業を進める。
中国でこんなことをしていた時は、軽く人だかりができたのに、ここでは静かなものだ。

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そしてすっかり元どおり。破損個所も見当たらなかった。
ダンボールはゴミ箱の横に置いておけば良いと言われた。

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さあ。出発だ。しれっと空港を出発する。家のある岐阜まで、約700km。最後の旅が始まる。

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